「ささやコール」の特徴

  • 難聴などで聴こえにくい方へ、声を耳元まで届けます。
  • お声掛けの相手によらず、話し手だけで使用できます。
  • 口や耳を器具に密着させないので、衛生的です。
  • 音がこもらず、聞き分けやすい音質です。
  • 筒ではないので、洗いやすく清潔を保てます。
  • 電気を使わないので、いつでもどこでも使えます。
  • 家族との会話に
  • 福祉施設での巡回に
  • 医師の問診に

「ささやコール」の使い方

  • 「ささやコール」を
    イラストのように持ちます。
  • 先端は、聞き手の耳から
    1~2cm程度の距離
    をとり、
    耳を覆うように近づけます。
    1~2cm離す耳に接触させる必要はありません
  • 「ささやコール」と口元の距離を
    1~2cm程度
    とり、
    聞き手と向き合って、
    話しかけてください。
    1~2cm離す口に接触させる必要はありません
聞き手の方が「ささやコール」の使用に
気づいている状態
で使用してください。
背後や就寝中の方への使用は、急な振り向きなど予想できない行動から、
顔や体に「ささやコール」が衝突し、思わぬ怪我をする恐れがあります。

収納について

ご使用にならないときは、本体の突起部をテーブル端や壁などの突起に引っ掛けて収納いただけます。

日常のお手入れ

「ささやコール」はお手入れしやすい材質となっています。汚れが気になるときは、柔らかい布と洗剤等を使って洗浄してください。また、無水エタノールや消毒用エタノールで消毒することも可能です。

本体材質 ポリプロピレン
耐熱温度 100℃

「ささやコール」の3つのヒミツ

形状のヒミツ

楕円には焦点が2つあり、一方の焦点の位置から発した音や光が楕円の内面で反射すると、もう一方の焦点に向かって進む性質があります。つまり、2つの焦点の場所に口と耳があれば、音を集中させて耳まで届けることができます。「ささやコール」は、その性質を利用した楕円の形状をしています。

クリアな声のヒミツ

上のイラストのように楕円の内面で音が反射するのは一度だけで、どこで反射しても全ての音が同じ距離を進みます。このため「ささやコール」は、筒などと比べ何度も反射した音と混じりあったり、音同士が干渉したりせず、クリアな声を耳へ届けることができます。

効果のヒミツ

年齢を重ねるごとに進む加齢性難聴では、高い周波数の音から聞こえにくくなることが知られています。「ささやコール」は、低い周波数の音はそのままに、高い周波数の音を強調して伝えることができます。そのため、加齢性難聴の方でも聞き取りやすい音声が届きます。【図1】

  • 言葉には母音と子音がありますが、子音は母音に比べて高い周波数の音で構成されており、高い音が聞こえにくくなると子音の聞き分けが難しくなります。加齢性難聴の方と話すとき、声は聞こえているのに、会話が成り立たたないことがあるのはこのためです。【図2】 加齢性難聴では、聞こえ周波数の音が大きすぎるとうるさいと感じストレスにつながることもあります。その場合は「ささやコール」を使ってやさしく話しかけてあげましょう。
  • 正常聴力の方が普通の会話音量で「ささやコール」を使っても効果を感じにくい場合があります。これは体感する音量に影響の少ない高い周波数の音だけが強調されるしくみのためです。 正常聴力の方は、高い周波数の音が多くなる「小さなヒソヒソ声」で「ささやコール」を試してみてください。
  • 効果には個人差があります。
  • 本製品は医療用機器、補聴器ではありません。

図1

  • 「ささやコール」の使用時と不使用時の耳位置における音圧の差を利得としています。

図2

「ささやコール」の商品概要

内容 ささやコール本体、取扱説明書 材質 ポリプロピレン
サイズ 約317mm×91mm 耐熱温度 100℃
重量 約70g JANコード 4582525070011
  • 紙外箱
    取扱い説明書
  • プラ本体
    内袋
  • MADE IN JAPAN
  • 特許6516893号
    意匠登録出願中

安全上の注意

誤った取扱いによる使用者が傷害を負う可能性が想定される内容の注意

  • 聞き手の方が器具の使用に気づいている状態で使用してください。
    背後からや就寝中の方への使用は、急な振り向きなど予想できない行動から、顔や体に器具が衝突し、思わぬ怪我をする恐れがあります。
  • 器具の上に乗ったり、手を載せて体重をかけたりしないでください。
    器具が割れ、破片により怪我をする恐れがあります。
  • 器具に「ヒビ」や「欠け」などの破損がある状態では使用しないでください。
    破損した部分は鋭利になっており、怪我や事故の原因になります。

使用上の注意

誤った取扱いによる物的損害の発生が想定される内容および使用法、保管、メンテナンスに関する注意

  • 火や暖房器具のそばなどの高温になる場所に置かないでください。
  • 落下や強い衝撃により破損する恐れがあります。
  • 踏んだり体重を掛けたりすると割れの原因になります。
  • 金属たわしやクレンザー、研磨剤つきスポンジなどでの洗浄は表面に傷がつくので使用しないでください。
  • 声を伝える用途以外には使用しないでください。